狼の帝国 (L'empire des Loups)
ジャン=クリストフ・グランジェ (Jean-Christophe Grange)
創元推理文庫 ?1000- (1.75?/P)

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作者はあの、ジャンレノの「クリムゾンリバー」を書いた人で今回もまた映画化されました、見たかったのですがまだです、その前に本を読んじゃうと見なくなるんだよねw

お話は、トルコの伝説的な国粋主義者集団「灰色の狼」を扱った物です。
高級官僚の妻、アンナは夫の顔が判らなくなるという不思議な記憶障害で苦しんでいます、それもそのはず、彼女の記憶は植え付けられたもので……。
そしてもう一人、主役がいます。
パリの地下社会のトルコ人地域で猟奇殺人が続発します、向上心溢れる(出世欲とも言う)ポールネルトー警部は解決のために引退した悪徳警官シフェールを使って手柄を立てようとします、ところがこの事件は掘り起こせば起こす程警察自体のスキャンダルも含めたでかい鉱脈になっていくのでした……。

前作同様、二つの事件が交差したところが真実に近付く鍵になります。
そして前作同様暗いです、救いがないです、でも今回もまた面白いんです!
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